真空管アンプ製作メモ(5)

真空管アンプ製作メモ(5)

出力管回りの配線・ステレオPPアンプの場合

 

このメモには異論があると思いますが、好結果を得ました。

 

先日「LUXKIT A3500」を修理する機会がありました、その記録はブログ内に掲載していますが、先の2台は、部品を交換、EL34を交換して直しました。結果ほとんどオリジナルと変わらないように修理できました。

 

3台目は、古いもので数年前にヤフオクで買った有ったジャンクアンプ。真空管なし、プリント基板無し、底板・ボンネットなしでしたたが、主要部品のPT、OPTが生きていたのでこれを全面的に改造することにしました、

 

その折に、出力管EL34回りの配線をこの一番下の図のようにしました。

 

写真:配線中のEL34回り

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写真:3台目調整中、EL34は古い松下製を付けている

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写真:裏の配線、この後も若干配線変更した

 

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肝心なメモ内容は以下のポンチ絵のとおりです。

下二つの図では、「一般的な配線」は1台目と2台目のA3500の配線。3台目を「信号を区別した配線」としたことです。

 

 

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この他に修理した2台と改造した1台と違う点は、3台目はプリント基板が無かったのでアルミサブシャーシを作って手配線にしたこと。

 

結果、明らかに違った音になりました。良くなったか、悪くなったかは聞いていただかないと、と思いますが、好結果を得たと思います。

配線方法とプリント基板を手配線にしたことのどちらが効果的であったかは?ですが、おそらくその両方であろうと思っています。3台目は入力ボリュウムもなくしていますが、これも効果的だったかも。

 

なお、出力管EL34は、1台目は松下、2台代目と3台目はスベトラーナ製を使用しました。

 

写真:3台目の視聴中、EL34はスベトラーナ製にしている

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