new NAPPAFUKU-11 (20210609)

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70歳からの「醍醐LPレコードコンサート」開催

 

写真3枚は第42回(2019年12月)の様子、第43回は中止になっている。

曲目解説はピアニストの平沢匡明先生にお願いいたしました、

 

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コンサート用スピーカ

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会場の様子:多数のお客様にご参加いただいた

 

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 放送大学は70歳手前で何とか卒業できた。しかし、仕事もなかなかままならなかった、この放送大学在学中10年間の仕事に関することは差し支えることもあるので機会が有れば書くことにしてここでは割愛させていただくことにして。

 70歳からの課題は、自分の趣味や経験を生かして、何か他のために働けることが無いかと考え、それまで温めていた「自作真空管アンプによるLPレコードコンサート」を開催することであった。
 私の先輩でオーディオ師匠KN氏(故人)に相談とご協力をお願いして開催できる運びとなり、約10年間第42回まで開催できたが、昨今のコロナ禍で中止のやむなきにいたっている。事態が平常にもどれば再開したいと思っているが・・・・。

 

 実施に先立って準備のためのコンサートをもった。会場は地元にある「京都市醍醐交流会館」内の「音楽室(多目的室)」、入場定員20名37平米の小さな部屋であるが防音仕様なので大きな音を出しても他に迷惑を掛けないので大変好都合であった。(しかしデッドな部屋だ)
 オーディオ仲間や知り合いに声をかけて集まっていただいた方は15名にもなってびっくりしたことを覚えている。そして第1回を開催できる運びとなった。これらの記録は毎回ヤフーブログに投稿していたが、ブログサービス終了に伴い消えてしまったのは誠に残念である。

 

 「醍醐LPレコードコンサート」の基本的な開催要領を紹介すると
・開催頻度:年4回
・時間配分
 搬入設置:9時~10時
 自作品持ち寄り試聴会:10時~12時
 LPコンサート:14時~16時30分
・内容:午前中は自作アンプの発表試聴会、午後はLPレコードコンサートで
・使用機材:
 アンプ:主に私の自作真空管アンプ
 LPプレーヤー:ELP社製レーザーターンテーブル

 

 回を重ねるにしたがって、自作品参加者もコンサート参加者もだんだん増えて定員オーバーすることもしばしばになった、また、参加者は地元京都の方々はもちろん、近畿圏を始め遠くは東京・広島などから駆けつけていただいた方もあった。
 

 ご協力のおかげで参加者が多くなり会場に入りきれなくなってきたので、醍醐交流会館と相談したところ、会館との共催行事であればホールや大会議室を半額負担しますよ、との申し出で。その話にのることになり、それではと大ホールで共催することになった。
 さすが大ホールである、広い会場だから音響効果もよい、固定座席であれば200名が入れる。LPレコードコンサートには十分なホールであった。1回やってみていろいろ不都合もわかったので、やり方を変え、特に座席の問題があり取っ払らって平床にし、スピーカは舞台上では無く床に置く方が良く、自作真空管アンプも大出力OTLアンプ(6C33C×8ステレオ80W+80W)を使うことになった。
 12月には「第九コンサート」と名付け実施、沢山の参加をいただき好評を得た。
 (注:大ホールは座席を取っ払って平床にして最大80名程度の参加が可能)

  しかし、費用半額負担であるが毎回ホールで開催するには経費が嵩むので、年1~2回にして、他は会議室を2つをつないで使うことにした。ここは定員80名近くありこれでも十分であった。元々会議室なので音響効果は大ホールほど良くないが天井が高めなのでLPコンサートには十分、他の部屋とも離れているので、音が外に漏れて他に迷惑をかけることが無い、ということで会議室開催も好評であった。
 

 LPレコードコンサートのジャンルは、当初クラシックが中心であったが、ご協力者が現れ、ジャズ、歌謡曲と広がって、参加者も女性が目だつようになり年齢層も広がっていった。  

 

 「醍醐LPレコードコンサート」には、もう一つの目的があった、それはオーディオメーカ製品の紹介をすること。つまり、オーディオ機器メーカーからデモに来ていただくことであった。
・第3回にはLPレコードコンサートに使っている「レーザーターンテーブル」のメーカー:ELP(エルプ)社様の社長に埼玉県からお越しいただいた。
・10回目には平面スピーカーメーカのFAL(ファル)社様も東京から社長が高級スピーカーを運んで来てくださった。
 その後も、地元京都の各メーカ、
・現在国産唯一の真空管製造メーカーである高槻電器工業様が真空管300Bとそれを使った真空管アンプのデモ、
・業務用音響機器メーカーTOA様のスピーカーデモ、
・スピーカメーカーのタイムドメイン社様の新発売陶器製スピーカ「華」

 などのデモをお願いして好評を博した、少しはメーカ様のお役にも立てたかなと思っている。
 
 しかし、このように第42回まで開催できたが、2000年3月15日開催予定であった第43回は、コロナ禍が広がり、やむなく中止、今に至っている。

 一日も早くコロナが収束してコンサートが再開できることをこころから願っている。

 

 このはてなブログ内に「醍醐LPレコードコンサート」として開催案内。や実施内容の一部が掲載されているのでご参考にしていただきたい。

 

注:ご協力いただいた方々のホームページ
京都市醍醐交流会館HP
https://www.daigo-koryu.jp/

 

レーザーターンテーブル製造販売のエルプ社様のHP
https://laserturntable.co.jp/turntable/

 

FAL社様HP
http://www.fal.gr.jp/

 

高槻電器工業様HP
http://www.takatsuki-denki.co.jp/products/300b-amp.html

 

TOA様HP
https://www.toa.co.jp/products/prosound/speakers/

 

タイムドメイン様HP
https://timedomaintechnology.com/